夏休みの読書感想文におすすめ!戦争テーマの本10選

夏休み 戦争テーマ 読書感想文 おすすめ
夏休み 戦争テーマ 読書感想文

夏休みの宿題といえば、読書感想文です。どのような本を選べばよいかお悩みではないでしょうか?
そこで今回は、戦争をテーマにした本の中から、学生におすすめの10作品を厳選しました。
主に高校生向けの選定ですが、『ビルマの竪琴』などは小学生にもおすすめの作品です。

日本のおすすめ作品

『火垂るの墓』– 野坂昭如
戦争によって親を失った少年清太と幼い妹節子の生き抜こうとする日々を描いた物語。飢えや孤独、無力感の中で子どもたちがたどる運命は、戦争の残酷さをこれ以上なく身近に感じさせます。子どもの目線で描かれる戦争は、読者に「もし自分がその立場だったら」と強く問いかけてきます。
ジブリのアニメ作品も有名な一作。アニメを観たら、ぜひ原作も読んでみましょう。

『二十四の瞳』– 壺井栄
瀬戸内の小さな島を舞台に、ひとりの女性教師と十二人の子どもたちの交流を描いた物語。平和な日常の中に戦争が少しずつ影を落とし、やがて子どもたちやその家族の運命を変えていきます。戦争が人々の暮らしにどう入り込み、未来を奪っていくのかを、教師と子どもたちの視点から静かに問いかけてくれる作品です。

『黒い雨』– 井伏鱒二
広島に投下された原爆の惨状を、被爆した女性の結婚をめぐる物語を通して描いた作品。放射能による「黒い雨」を浴びたことで人生が変わってしまう人々の姿は、戦争の恐ろしさをリアルに伝えています。淡々とした筆致だからこそ、そこに描かれる痛みや喪失が強く心に残り、原爆の現実を自分のこととして考えさせられます。

『野火』– 大岡昇平
フィリピン戦線での敗戦末期、病に倒れた兵士が孤独な放浪を続ける姿を描いた作品。極限状態で生きるとはどういうことか、そして戦争が人間の尊厳をどう奪っていくのかが生々しく表現されています。戦場の現実に真正面から向き合うことで、戦争が人間性を破壊するものであることを深く感じさせてくれる一冊です。

『ビルマの竪琴』– 竹山道雄
太平洋戦争末期、ビルマ(現在のミャンマー)を舞台に、兵士たちの心の葛藤や戦争の悲惨さを描いた作品。水島上等兵が奏でる竪琴の演奏を通して、戦争の中でも人間の心の美しさや平和への願いを感じられます。戦争文学でありながら、静けさと祈りに満ちた余韻が残る作品です。

『きけ、わだつみのこえ』– 日本戦没学生記念会
学徒出陣で戦場へ送られ、帰らなかった学生たちの手紙や日記をまとめた記録文学。彼らの言葉には、学問への情熱、家族や友への思い、そして戦争への疑問や葛藤が生々しく刻まれています。ひとりひとりの声を通して、戦争に奪われた未来の重さを感じ、自分の生き方を考えさせられる一冊です。


海外のおすすめ作品

『アンネの日記』– アンネ・フランク
ナチスの迫害を逃れて、アムステルダムの隠れ家で暮らしたユダヤ人少女アンネの手記。閉ざされた空間での暮らしや恐怖が綴られつつも、未来への希望や思春期の揺れる感情が生き生きと描かれています。ひとりの少女の言葉だからこそ、戦争の不条理が現実のこととして心に迫ります。

『夜と霧』– ヴィクトール・E・フランクル
アウシュヴィッツ強制収容所を生き延びた精神科医フランクルが、自身の体験を基に人間の尊厳や生きる意味を考察した作品。極限の状況に置かれた人間がなお希望を見出す姿は、戦争文学であると同時に人生論としても深い示唆を与えてくれます。読む人の心に「人間とは何か」という問いを投げかける一冊です。

『戦争は女の顔をしていない』– スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ
第二次世界大戦に従軍したソ連の女性兵士たちの証言を集めたノンフィクション。看護師、通信兵、狙撃兵などさまざまな立場の女性が語る体験は、戦争の現実をこれまでにない視点から伝えてくれます。英雄的な物語ではなく、女性たちの声をそのまま記録したこの本は、戦争を多面的に捉える大切さを教えてくれます。

『本泥棒』– マークース・ズーサック
ナチス政権下のドイツで里子として暮らす少女リーゼルが、本を盗むことで自分の心を支え、友情や愛情を育んでいく物語。物語の語り手は「死神」であり、その視点から人間の生や死、戦争の残酷さが浮かび上がります。本や言葉の力が人を生かす希望となることを実感できる、独自の輝きを持った作品です。


紹介した10作品は、どれも心に残る物語ばかり。戦争のことを知るだけじゃなく、登場人物の気持ちに共感したり、考えを広げたりするきっかけになります。この夏休み、気になる本を読んで感想を書けば、宿題もバッチリ!きっと満足のいく読書感想文になるはずです。

タイトルとURLをコピーしました