芥川龍之介『羅生門』読書感想文ポイント解説とアレンジのコツ

羅生門 読書感想文 書き方 感想文アレンジ
羅生門 読書感想文 書き方

感想文の書き方ポイント

芥川龍之介『羅生門』は、一人の下人の姿を通して、「生きるとは」「正しさとは」何かを問う作品です。

今回は、読書感想文の例文をもとに、アレンジして書くコツを紹介します。
感想文は、例文をなぞるよりも、自分の感じたことを言葉にすることが大切です。この記事を読んで、自分だけの言葉を探すヒントにしてください。


まずは例文のポイントをざっくりチェック!

感想文例の冒頭では、こう書かれています:

『羅生門』を読んで、私は「人は追い詰められたときに何を選ぶのか」、そして「正しさとは誰が決めるのか」ということを深く考えさせられました。

ここで注目したいポイントは、読後のテーマを明確にしていること
テーマをしっかり決めると、全体の文章に一貫性が出て、読んだ人にも「何を伝えたいのか」がはっきり伝わります。


アレンジ方法①:印象に残った場面を「自分の目線」で切り取る

感想文例では、以下の場面を取り上げています:

老婆が「生きるために仕方がない」と言い訳しながら死体をあさる姿を見た下人が、それまでためらっていた盗みという行為に踏み切り、老婆の着物を奪って逃げ去る場面です。

この場面はインパクトが強いので、多くの人が印象に残るでしょう。
でも、他にも心に残ったシーンはありませんか?

  • 下人が羅生門の下で「盗むか、死ぬか」を悩む場面
  • 老婆が「この女も人をだまして生きていた」と語る場面

こういった部分を自分で選ぶことで、オリジナリティが生まれます。

アレンジ例:

私が心に残ったのは、下人が羅生門の下でひとり雨に打たれながら、盗むかどうか迷っている場面です。誰にも相談できず、ただ立ち尽くしているその姿に、自分がもし同じ立場だったらと思い、胸が苦しくなりました。

→ 自分の目線で語ることで、より説得力のある感想になります。


アレンジ方法②:テーマを「自分の日常」につなげる

例文では、現代社会にテーマを引き寄せています。

ブラック企業や非正規雇用、貧困問題など、「働くこと」が誰かを追い詰めている現実は今もあります。

同じように、自分の生活や身の回りのことと重ね合わせてみましょう。

アレンジ例:

SNSで誰かが炎上しているのを見て、「なんでそんなこと言ったんだろう」と思うことがあります。でも、この作品を読んで、その人の行動の背景にも目を向けるべきだと思いました。もしかしたら、その人も追い詰められていたのかもしれません。

→ 現代の話題とつなげることで、感想文が「自分ごと」として深まります。


アレンジ方法③:「自分はどう生きたいか」をはっきり書く

感想文の最後は、自分のこれからの姿勢や考え方でしめくくりましょう。

例文の結びでは、こう書かれています:

自分が苦しい立場になったとき、他人のせいにしたり、自分を正当化したりするのではなく、「どう生きるべきか」をしっかりと考えられる人でありたいと思いました。

このように、「自分がどうありたいか」を書くことで、読書体験を人生に活かそうとしている姿勢が伝わります。

アレンジ例:

これから先、何か大きな選択をしなければならないとき、自分の気持ちから目をそらさず、周りに流されない判断ができるようになりたいです。


まとめ:「自分の問い」に正直になる

『羅生門』は、たった十数ページの短編にもかかわらず、人間の本質に深く迫る物語です。
だからこそ、感想文も「自分にとってこの作品はどんな問いをくれたか」を中心に考えるのがコツです。

例文を参考にしながらも、あなた自身の視点で「どんな場面が心に残ったか」「自分の経験とどう重なったか」「この本から何を学びたいか」を言葉にしてみてください。

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