―感想文を「自分の言葉」にするために―
はじめに
『走れメロス』を読んで、「感動した」「友情っていいな」と思った人も多いと思います。でも、いざ感想文を書くとなると、「なにを書けばいいの?」「例文をまねしたらダメかな?」と迷ってしまうこともありますよね。
ここでは、実際の読書感想文例を見ながら、そのポイントをかんたんに解説し、自分の気持ちや体験を入れてオリジナル感想文にアレンジする方法を紹介します!
感想文例のポイントをチェック!
まずは、紹介した感想文例の中で大事なポイントを3つだけおさえましょう。
① はじめに感じたことをハッキリ書いている
「人を信じること」や「本当の友情」について深く考えた、と最初に伝えています。これで読む人に「何についての感想なのか」がすぐに伝わります。
② 心に残った場面をくわしく書いている
セリヌンティウスを人質に出す場面や、メロスが苦しみながら走るところなど、自分が強く印象に残った部分にしぼって書いています。
③ 自分の考えや生活とつなげている
「自分も信じてもらえる人になりたい」「これからも約束を大切にしたい」など、本を読んでからどう思ったか・どうしたいかまで書いています。
オリジナル感想文にアレンジするには?
ではここからが本題です。感想文例をそのまま使うのではなく、「自分らしい感想文」にするためにはどうしたらいいのでしょう? 3つのステップに分けて解説します。
ステップ①:「心に残った場面」を自分の言葉で書こう
感想文例では、メロスとセリヌンティウスの信頼関係の場面が取り上げられていますが、あなたが一番「いいな」と思った場面はどこですか? それが例文と違っていてもぜんぜんOKです。
- 例:「メロスが川に流されそうになってもあきらめなかったところがすごいと思った」
- 例:「最後に王さまが心を入れかえるシーンが印象に残った」
その場面を自分の感じたこととセットで書くと、オリジナルになります。
ステップ②:「自分の体験」とつなげて書いてみよう
本の中の出来事と、自分の経験や思い出をつなげると、もっと自分らしい感想になります。
- 例:「友だちにひどいことを言ってしまったとき、本当に信じてもらえるか不安だったことがある」
- 例:「部活で苦しいとき、『仲間が待ってる』と思ってがんばれた」
小さなことでも大丈夫です。本を読んで思い出したことを正直に書いてみましょう。
ステップ③:読み終わったあと「自分はどうしたいか」を書こう
最後は、この本から何を学んで、これからどうしたいと思ったかを書くのがポイントです。たとえば、
- 「ぼくも信じられる友だちを大切にしたい」
- 「うそをつかない人になりたい」
- 「ピンチのときでも、友だちを助けられる人になりたい」
など、自分の言葉で今の気持ちを書くことで、感想文がぐっと深くなります。
まとめ:例文は「ヒント」、主役はあなたの気持ち
感想文例は、書き方の流れや言葉の使い方の参考にはなります。でも、いちばん大事なのは「自分がどう感じたか」です。
人とちがう意見でもいいし、小さな気づきでもかまいません。「自分の言葉」で書いた感想文は、読んだ人の心にしっかり伝わります。
困ったときは、上のステップ①〜③を使って、感想文を組み立ててみてくださいね。

