宮沢賢治の代表作『銀河鉄道の夜』は、読むたびに新しい気づきがある、ふしぎで深い物語です。
ここでは、実際の読書感想文例をもとに、どうすれば自分らしい感想文になるかをわかりやすく解説します。
はじめに:この感想文のポイント(かんたんに)
この感想文では、以下のような点がしっかり書かれています。
- 物語のあらすじを自分の言葉で整理している
- 心に残った場面やセリフを具体的に取り上げている
- 自分の生活や考えとつなげている
特に、「ほんとうの幸せとは何か?」というテーマに気づき、それを自分の行動に結びつけている点がとても良い感想文です。
自分らしい感想文にするアレンジ方法
ここからは、実際の例文をもとに「どうアレンジすればオリジナルになるか」を紹介します。
アレンジ①:印象に残った場面を変えてみる
この感想文では「カムパネルラがいなくなる場面」が使われていますが、あなたが一番心に残った場面がちがうなら、そこを中心に書いてみましょう。
使いやすい場面の例:
- 銀河鉄道に乗りこむ不思議な瞬間
- 沈没船の子どもたちとの出会い
- 天気輪の柱の場面と星の描写
- ジョバンニが目を覚まして現実に戻る場面
→ 心が動いた瞬間を書けば、自然と自分の言葉になります。
アレンジ②:「ほんとうの幸せ」について自分の考えを広げる
感想文例では「人のために行動すること」が「ほんとうの幸せ」と書かれていました。
あなたなりに考えると、次のようなバリエーションもあります。
例:
- 「人のため」ってどこまでのことを言う?
- 自分の幸せと人の幸せ、どちらも大事にできる?
- 「ありがとう」と言ってもらえる幸せもある?
→ こうした問いかけを入れると、深みが出てオリジナルな感想文になります。
アレンジ③:自分の経験や日常とつなげる
文章の後半では「友だちを助けたり、家の手伝いをしたり」と書かれていますが、もっと具体的な経験に置きかえると、あなたの文章になります。
使える経験の例:
- 友だちとケンカしたあと仲直りした経験
- 学校で困っている子を見かけたときのこと
- 家で自分から行動して喜ばれたこと
→ 実際の体験が入ると、読み手にもしっかり伝わります。
アレンジ④:悲しみと向き合うジョバンニの姿から考える
感想文では「前を向いて歩き出すジョバンニの姿」が紹介されています。
この部分も、自分の感じ方で書きかえることができます。
こんなふうにアレンジしてもOK:
- 「強い人」ってどんな人だろう?
- 「泣かないこと=強さ」ではない気がする
- 自分だったらどう感じて、どうするか?
→ 同じ場面でも、自分の視点を入れると立派なアレンジになります。
まとめ:自分の感じたことを大切にしよう
『銀河鉄道の夜』の感想文に、正しい答えはありません。
大事なのは、
「どこで心が動いたか」
「それを自分がどう受けとめたか」
「その経験をどう活かしたいか」
これを自分の言葉で書くことが、オリジナルな感想文をつくる一番の方法です。
ふしぎで、きれいで、ちょっとかなしい。
そんな『銀河鉄道の夜』を読んだ気持ちを、自分自身の言葉で表現してみてくださいね。

