新見南吉『手ぶくろを買いに』あらすじと読書感想文例

手ぶくろを買いに 読書感想文 小中学生向け・感想文例
手ぶくろを買いに 読書感想文

『手ぶくろを買いに』おすすめ理由

『手ぶくろを買いに』は、子ぎつねとお母さんぎつねの心あたたまるお話です。寒い冬の夜に手ぶくろを買いに町へ出かける子ぎつねの姿は、とてもかわいらしくて親しみを感じます。人間をこわがるお母さんぎつねと、何も知らない子ぎつねの対比からは「親のやさしさ」や「信じる心の大切さ」が伝わってきます。短く読みやすい物語なので小学生でもすぐに読めて、感想文では「家族の愛情」や「信じることの大事さ」について自分の考えを書きやすい一冊です。

あらすじ

寒い冬の朝、子ぎつねは初めて雪を見て大はしゃぎします。しかし、外で遊んでいるうちに手が冷たくなり、母ぎつねに「手ぶくろを買いに行きたい」と言いました。母ぎつねは、人間を怖がりながらも、子ぎつねの片方の手を人間の手に変え、「これなら大丈夫」と町へ向かわせます。子ぎつねは帽子屋で手ぶくろを買おうとしますが、間違えて毛むくじゃらの方の手を出してしまいます。店主は驚きながらも、何も言わずに優しく手ぶくろを渡してくれました。子ぎつねは無事に帰り、母ぎつねに人間の優しさを伝えます。


『手ぶくろを買いに』読書感想文例

 『手ぶくろを買いに』を読んで、ぼくはとても心が温かくなるお話だと感じました。特に、子ぎつねの無邪気さや、母ぎつねの愛情深さ、人間の優しさが印象に残りました。物語の中で、子ぎつねは初めて雪を見て大はしゃぎしますが、冷たい雪で手がかじかんでしまい、母ぎつねに「手ぶくろを買いに行きたい」と言います。ぼくも冬の朝に手が冷たくなってポケットに入れることがあるので、子ぎつねの気持ちがよくわかりました。

 しかし、母ぎつねは人間を怖がっていて、最初は子ぎつねを町へ行かせることをためらいます。それは、昔、人間にひどい目にあわされたことがあるからです。でも、子ぎつねのために勇気を出し、片方の手を人間の手に変えて送り出します。この場面を読んで、母ぎつねが子ぎつねをどれだけ大切に思っているかが伝わってきました。自分が怖い思いをした相手のもとへ、子どもを行かせるのは、とても勇気のいることだったと思います。親は子どものことを思って、いろいろな決断をしているのだと感じました。

 ぼくが一番印象に残ったのは、子ぎつねが帽子屋で間違えて毛むくじゃらの手を出してしまう場面です。本当は人間の手を出すつもりだったのに、うっかりきつねのままの手を出してしまいました。もし店主が「きつねだ!」と驚いて追い払っていたら、子ぎつねは人間を怖がったままだったかもしれません。でも、店主は何も言わずに、優しく手ぶくろを渡してくれました。このとき、子ぎつねは「人間は怖いものではなく、優しいんだ」と感じたのではないかと思います。ぼくも、この場面を読んで心が温かくなりました。もし自分が店主の立場だったら、同じように優しくできるだろうかと考えました。

 また、この物語を読んで、「知らないものを怖がるのではなく、まずふれてみることが大切だ」と思いました。母ぎつねは人間を怖がっていたけれど、子ぎつねは実際に人間と接してみて「人間は優しい」と知ることができました。ぼくも、新しいことに挑戦するときに不安になることがあります。でも、実際にやってみると「思ったより楽しい」と感じることが多いです。このお話を読んで、何かに挑戦するときは怖がらずにやってみようと思いました。

 そして、この話は「親の愛情」についても考えさせられました。母ぎつねは、自分の体験から「人間は怖い」と思っていましたが、子ぎつねのために不安をこらえて送り出しました。ぼくの親も、ぼくが何かに挑戦するとき、心配しながらも応援してくれます。この物語を読んで、親が子どものことを大事に思う気持ちを、改めて感じました。

 『手ぶくろを買いに』は、親の愛情と人間の優しさが伝わる心温まるお話でした。ぼくも、店主のようにどんな相手にも優しくできる人になりたいと思います。そして、新しいことに挑戦するときは、不安になってもまずやってみる勇気を持とうと思いました。

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