はじめに
小学校高学年や中学生にもなると、読書感想文にも「深さ」や「考えの広がり」が求められてきます。
ここでは、感想文に「説得力」や「オリジナリティ」を加えて、読む人の心を動かす文章を書くためのコツを紹介します!
1. 「テーマ」を読み取る力をつけよう
感想文がうまくなる人は、本のストーリーを追うだけじゃなく、「この物語は何を伝えたかったんだろう?」というメッセージやテーマを読み取っています。
テーマを見つけるヒント
- どんな言葉が何度も出てきた?
- 主人公の変化を通して伝えたいことは?
- 最後のページに何か強い思いが残った?
📝 例:「この本は“家族とは何か”という問いを、登場人物のすれちがいや和解を通して考えさせてくれた。」
2. 自分の考えに「問い」を立ててみよう
ただ「すごいと思った」「感動した」で終わらせないで、**「なぜ?」「本当にそうかな?」**と自分に問いかけてみよう。
例:
- 主人公の行動は正しかったのか?
- 自分だったらどうしたか?
- もしこの本の出来事が現実に起きたら?
こうした問いかけを文中に入れると、感想文を読む人も一緒に考えながら読めるよ!
📝 例:「本当に“勇気”とは恐れを感じないことなのだろうか? むしろ、恐れながらも前に進んだ主人公の姿こそ、本当の勇気ではないかと思った。」
3. 「他の本」や「社会」とつなげてみよう
本の中の世界を、自分の経験だけで終わらせずに、別の本・社会の出来事・学校生活などに広げると、ぐんと深みが出るよ!
例:
- 「〇〇」という別の作品でも、似たようなテーマがあった
- 今の社会ではどうだろう? ニュースと比べてどう思う?
- 歴史や授業で学んだこととつなげられないかな?
📝 例:「この本で描かれた環境問題は、社会科で学んだ『SDGs』の内容と重なっていて、現実にも目を向けるきっかけになった。」
4. 書き出しや構成に“工夫”を入れてみよう
上級者は、構成にもひと工夫しています。感想文に「ストーリー」や「リズム」があると、心地よく読むことができます。
工夫できるポイント:
- 印象的な言葉や場面から始める(“逆転書き出し”)
- 結論を先に書く → その理由を説明する(“結論先出し型”)
- 最後に問いかけや余韻を残す
📝 例(書き出し):「“人生で一番大切なのは、選ぶこと”──この言葉が、私の心に深く残った。」
📝 例(しめくくり):「この物語は終わったけれど、私の中では今も問いが続いている。“自分らしく生きる”って、どういうことだろう?」
5. 「書き手の意図」に想像力を向けよう
もう一歩深く読むためには、「作者はなぜこの表現を選んだのか?」という視点を持ってみよう。
例:
- あえて曖昧に描いたのは、読者に考えさせるため?
- ラストをはっきり描かなかったのは、読み手に委ねたかったのかも?
- 背景にあった社会状況や時代と関係がある?
📝 例:「結末がはっきり描かれていなかったのは、“読者自身に結論を見つけてほしい”という作者からのメッセージかもしれない。」
おわりに 🌱
上級者の感想文は、「本を深く読み、広く考える力」が大切です。
感じたことをただ書くのではなく、「考え、問い、つなげる」ことで、自分にしか書けないオリジナルの文章になります。

